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えいちゃーろぐ!

不定期で更新していきます

収穫祭

エンタメ

家庭菜園同好会、完結編です。

今までの2回にも増して、画像メインの回となります。

 

 

スーパーで買ってきた収穫した野菜たちを美味しく食べちゃおう! というこの収穫祭。

毎度おなじみ、工芸教員にして学校理事であるH氏の協力で、パーティー会場として工芸室を借りることができました。

 

 

 

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近所に住む友人宅からホットプレートや調理器具などを調達。もちろん学校の電力で動かします。ありがとう、学校維持費。

 

なにやらテーブルには明らかにインクの跡があります。工芸室だもの。

さらにこの日の工芸は、電気ノコギリで木片を切り取っている人がいっぱいいました。紙粘土を壁に投げつけて反発係数の概算値を測定している人もいました。工芸と物理を同時に学習する受験生の鑑。

ということで衛生面は非常に怪しかったですが、私たち若いから大丈夫だよきっと!!

 

 

 

 

 

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レシートを見ればわかる通り、たこ焼きも作ります。

どう見てもたこ焼きの材料ですね。4つともたこ焼きの必須アイテムですね。

 

 

 

 

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焼いていきます。

 

 

 

 

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驚くことなかれ。チョコレート入りのたこ焼きって、外はサクサクで中はトローリとしていて、意外に美味しいんです。

(なおここまで菜園要素ゼロ)

 

 

 

 

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自分たちが何の団体だったかを思い出し、カボチャ投入。綺麗な黄色に育ちましたね。市販品にも見劣りしません。

 

 

 

 

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続いてエリンギとニンニクを投入。もはや育てようとすらしたことがないですが、「ちゃんと菌を撒いた」という設定で通しました。

 

 

 

 

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うん、焦げた。エリンギに比べてニンニクは焦げやすかったのですね。

ホットプレートという名の小宇宙に生成されたダークマター……。

 

 

 

 

 

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焼きそば投入。

このタイミングで、そばを取り分けるための菜箸がないことに気づきましたが、心配ご無用、ここは工芸室。同じ部屋で工芸の授業が行われているので、とある友人が木材を電ノコで棒状にカットして、即席で菜箸を制作してくれました。こちらからも感謝の印として焼きそばを食す権利を贈呈。win-winってやつですね。

 

 

 

 

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乾杯!!

(なお、収穫祭に参加した家庭菜園同好会のメンバーのうち2人は、この1週間後に防衛医大の入試を控えていました。勉強しろ。

 

 

 

 

工芸教員 H氏「この野菜たち本当に収穫したんだよね?」

同好会「しましたよ!!(してない)」

H氏「エリンギもちゃんと育てたのか……」

同好会「まあHさんも焼きそば食べてくださいよ(都合が悪いので黙らせる)」

H氏「じゃあいただこうかな……」

 

 

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H氏「うん、美味しいよ!」

同好会「これが我々の工芸作品です」

H氏「うんうん」

同好会「100点くれますか?」

H氏「あげる」

同好会「マジか」

 

 

 

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同好会「マジか」

 

 

 

 

 

 

 

さて、ラストはパンケーキ作りです。

でもこれも、ただ焼くんじゃ面白くない……。ここは工芸室……。

 

 

 

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"作品"を創り上げてみせよう!!!!

 

 

 

 

 

 

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どうしてこうなった。

 

 

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だいたいボビーオロゴン。

 

焦げます。どうしたって焦げます。

やっぱり料理できない男子高校生が5人集まって力を合わせても、「料理できない男子高校生5人」に過ぎませんね。突然フュージョンして料理スキル5倍になったりしないですね。

 

 

 

 

もう一つ。実はこの収穫祭の日、同好会メンバーの一人が誕生日だったのです。前回の記事で地中に埋まっていた彼なのですが……。

ということで、祝福も兼ねて、彼の似顔絵ならぬ「似顔パンケーキ」を作ってやろうではないか! という企画がスタート。

 

 

 

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顔の各パーツを焼いていきます。今度は焦がさないように……

 

 

 

 

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ガラ悪っ

 

自分はこんなのと友人だったのか……縁切らなきゃ……。

古傷の如くめっちゃ穴あいてますね。過去に4人くらい始末してる人の顔だ。

 

 

 

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実物は優しい顔をしています。パンケーキよりも甘いマスクです。

 

 

 

 

以上、収穫祭の様子でした。

 

 

 

 

 

【その後の菜園場】

ひとまずこの収穫祭をもって、家庭菜園同好会は解散となりました。

 

前回の記事にも書いたように、工事の担当者が私の高校出身者だったため、菜園場のある校庭の工事をしばらく延期してくれていましたが、12月に担当者が変わり、無情にも取り壊しが執行されたということです……。

仕方ないです。むしろここまで伸ばしてくれていたことに感謝すべきですね。

 

 

 

 

【まとめ】

家庭菜園同好会は、一言で言ってしまえば「中高生のやってるバカ」でした。

学生であることを免罪符に、ずいぶんとはっちゃけたコトをしたなぁと思います。

全力でバックアップしてくれた周囲の大人たちに感謝すると同時に、いつまでも少年のような遊び心を持って、こんなバカを理解できる大人になりたいな、と漠然とした憧れを抱きましたね。

 

また大学でもバカをやってみたいものですが、なかなか難しそうな感じがします。

入ってまだ1ヶ月なのでハッキリとは分かりませんけれど、なんとなく「社会的責任」だとかそういう類のものが重くなったような気がするのと、私のいた高校のような、ノリとテンションで行動する人種が、希少種になってしまったのと。

 

いまは、そんな閉塞感がなんだか少ししんどいですが、反芻したい時にいつでも開けられる思い出の引き出しに、ほんのちょっとした宝物をしまえたような気がしました。

校庭の片隅で野菜を育てていた頃の話 後編

エンタメ

前回の続きです。

 

 

突然ですが、夏休み、家庭菜園同好会は最大の危機を迎えました。

 

私たちの高校は、体育館の改修に伴う大規模工事を行っていたのです。

校庭もまた、工事区画の一部だったため、菜園を崩さなければなりません。

 

我々のバックについてる、例の工芸教員H氏に無理を言って、なんとかならないか?

いやいや、こればかりは、いくら理事でも解決できないでしょう。工事を請け負っている企業との兼ね合いもあるのですから。無謀ってもんです。

楽しかった耕作ライフが、走馬灯のように頭の中を駆け抜けていきます。ああ、これがエンディングか。なんて儚いんだ。ありがとう、カボチャ。ありがとう、大根。

 

 

「工期、遅らせてくれるってよ」

「!?」

「請け負ってる企業の担当者が、うちの高校出身らしいから」

 

理由になってない。なんなんだよそれは。

 

大人の世界っていうのは、意外にもノリとテンションで動いているんだなあ。純朴な高校生だった私は、そんな教訓を得たのでした……。

 

 

 

さてさて、T校長と工芸教員Hの強力なバックアップのもと、夏休みも栽培に勤しんでいきます。

校長のプランターに勝手にカボチャを植えた例の彼が、この長い休暇の間、Twitterを利用して活動を記録していました。

作物たちに名前をつけて、その様子を報告するわけです。「本日のイヴ」とか、「本日のスパゲッティーニ太郎」とか、「本日のグラマラス杉山」とか。ネーミングセンスが世紀末ですね。

それどころか、T校長を始めとした、高校の教員陣の名前も、植物の名前として勝手に転用されていきました。なんてことだ。恩を仇で返しやがった。

 

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これがT校長らしい。校長のつぼみってなんか隠語っぽさがあるぞ。

 

 

 

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あっ、数学科教員が枯れてる。

 

 

※なお、これらのTwitter活動はすべて校長に見られていたそうで、のちに卒業を祝う会にて校長のスピーチのネタにされたのでした……。

 

 

 

 

 

カボチャを実らせるには、夏の間に受粉をさせる必要があります。結論から言いましょう。これに失敗しました。

 

そもそも2015年の夏は日照時間が不足していて、雌花が1つしか開花しなかったのです。さながらカボチャサークルの姫。

しかもこれに人工授粉させようにも、最初から周囲の雄花など、姫にとっては恋愛対象じゃなかったわけです。世界の縮図かよ。

 

こうして恋を実らせることも叶わず、姫に搾り取られただけ搾り取られた雄花たちは、2学期が始まる頃にはみな精魂尽き果てて枯れていき、同様に姫自身も"取り巻き"を失って萎んでいってしまったのです。

 

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              写真がないのでイメージでお楽しみください。

 

 

こうして、幾多の困難を乗り越え、教員たちのバックアップも受け、必死に頑張ってきた家庭菜園同好会は、日照時間という名のサークルクラッシャーの手で、ボコボコにされたのでした……。

やっぱり初年度から成功させるのは難しいのですね。高3の生徒5人だけで運営していたので、後を託す後輩もいませんし。

この記事を見た後輩がリベンジしてくれることを祈るのみですね。

 

 

 

 

……いや、これではいけません。

このままでは工芸が100点ではなk応援してくれた皆さんに顔向けができません!

我々をなんだと思っている! 理事を味方につけ、校長をねじ伏せた、天下の家庭菜園同好会ぞ? ただでは終わらせぬぞ?

 

 

「どうしようか? 卒業アルバムの団体写真コーナーにも『家庭菜園同好会』で申し込んじゃったよ?」

「今更『栽培できませんでした』なんて言えない……工芸の単位が落ちる……」

「とりあえずさ、学校の近くにスーパーあるじゃん」

「ありますね」

「カボチャとかキュウリとか売ってるよね」

「ちょっと待て」

 

 

 

 

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こうして卒業アルバムに刻まれた「家庭菜園同好会」の写真は、一見「作物を育て上げた男たちの一枚」のようで、実際は「スーパー帰りに買ってきたものを広げてる男たちの一枚」という、最高に最低な詐欺写真となったのでした。

もちろん工芸のH氏には「これ全部獲れました! 大豊作です!」と通告。笑顔で褒め称えるH氏。良心の呵責に苦しむ同好会。

もはや一周まわって諦めてバナナとか持ってる人もいますね。育てられるもんなら東京でバナナ育ててみろよ。

 

 

 

 

 

 

ところで皆さん、この写真……

 

 

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おわかりいただけただろうか……

 

 

 

 

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う"わ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"

 

 

 

 

写真を撮る日の朝、メンバーの1人が「地面から生えたい」などという妄言を始めたため、私たちは仕方なしに3限と4限の授業をブッチして校庭に穴を掘り、そこに彼を埋めたのでした。

それはもう、虚しくて、悲しくて、つらい作業でした。

彼の洋服が汚れないようにブルーシートに包んで埋めたわけですが、端から見たら完全に死体遺棄現場。

 

 

……と、こんな感じで、最初から最後まで意味のわからない同好会でした。

あまりイベントに恵まれない高3で、なかなか貴重な体験ができたように思えます(最後だけそれっぽくまとめていくぞ)。

 

 

家庭菜園そのものの話はこれで終わりです。次回は収穫祭(収穫したとは言ってない)の様子を書こうかと思います。では!

校庭の片隅で野菜を育てていた頃の話 前編

エンタメ

高3の初夏、いつも通り親しい友人ら数人と雑談していると、突然このような誘いを受けました。

「いま僕ら校庭で野菜育ててるんだけど、お前もやろうぜ」

 

 

高3の雰囲気は少しピリピリしていました。大学受験が近く、休み時間に勉強する人も増え、教室でワイワイ騒ぐのはなんとなく申し訳ない雰囲気。

その中で、校庭で野菜を栽培してる受験生。最高じゃないですか。

 

そんなアマノジャクな発想もあって、「家庭菜園同好会」という名の集いに、私も混ぜてもらうこととなったのでした……。

 

 

 

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うわあ。本当に校庭の片隅だ。というか完全に荒地です。草生える(ダブルミーニング)。

 

 

 

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まずは雑草をむしり、土壌を整え、作物を植えていきます。

幸運にも、校庭の隅にはクワやらスコップやらが沢山ころがっていました。きっとフリー素材だ。自由に使おう。

 

 

 

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洒落た花壇が完成。しかし石ころを使うとゴツゴツしてしまいますね……

 

 

 

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ふたつめの花壇は、本格的な石のブロック製になりました。

 

 

 

なお、この活動には、工芸の教員であり学校の理事でもあるH氏という強力なバックが存在していました。

おかげで活動の正当性が保て、学級内での宣伝も胸を張って行えるようになり、「どうやら校庭の脇で菜園している団体があるらしい」ということが、それなりの人に認知されるようになっていきました。

それどころか、高3の工芸の授業について「採れた作物を提出したら100点にしてください」という交渉を持ちかけた結果、なぜか普通に了承してくれたそうで。もはや提出というか年貢納め。というか、校庭の改造を黙認する理事、大丈夫なのか……?

 

 

 

 

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石づくりの椅子。周囲に落ちている鉄パイプたちをクラブに、菜園場の近くで練習している軟式テニス部のこぼれ玉をボールに見立てて、ゴルフも楽しめます。

 

 

 

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カラーコーンを繋ぐ、縞々のパイプってあるじゃないですか。あれって中が空洞になっているんですよ。つまりパイプに穴を開け、その端をホースに繋ぐことで、こんなに立派な灌漑設備が完成してしまうわけです。

 

 

 

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雨ニモマケズ(豪雨時の排水設備)

 

 

 

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風ニモマケズ(なんか近くに落ちてた神輿で防風)

 

 

 

 

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"畑の守り神"に就任した木の枝女神。なんという自然の造形美。妖艶な下半身。

 

 

 

 

……と、こんな具合で、順調に作物たちは成長していきました。

私は月曜日の水やり担当でした。学校が休みで水やりのできない日曜日の翌日ということで、少し多めに水を流してやる必要があったり。

 

しかしそんなある日、同好会の主催者の一人が、突然の告白。

 

 

「T校長の花壇にカボチャ植えた」

 

 

……好きです。こういうバカが好きです。

 

 

私の高校のT校長は、校門近くの小さなプランターでお花の世話をするのが趣味でした。

朝、早めに登校すると、校長がニコニコしながらお花たちに水やりをしている場面に遭遇できるそうです。早めに登校したことがないので分かりませんが。

 

 

「だって校門前のほうが日当たりいいし、勝手に校長が水やりしてくれるから」

「許可は?」

「ない」

 

 

実際、その言葉通り、校長の花壇に植えられたカボチャは、校庭脇のカボチャとは比べ物にならないくらい、グングンと成長していきました。

おかげさまで、すぐにプランターのキャパシティを超え、もう目に見えて"花ではない何か"の存在が確認できるようになり、当然T校長も気づき、その植えた張本人は校長と話をするハメに。

 

しかしタダでは終わらない家庭菜園同好会。校長に話をつけ、屋上での栽培を許可してもらうことに。校長はマジで天使なのか? と思ったが、花と戯れて笑う姿はどちらかといえば妖精に近い。

 

そんなこんなで、ついに校長公認となった家庭菜園同好会。夏休みを迎え、いよいよ野菜作りは佳境へと差し掛かっていくのだった……(つづく)

大学受験についての個人的体験記

コラム・エッセイ 自分語り

3月も間もなく終わりですね。

私自身の3月は、堕落に堕落を重ね、果てしなく"虚無"でした。来月こそは真人間にならないと……。

 

さて、入学前からクズ大学生の典型のような生活を送っている私も、先月までは受験生でした。「受験生」、なんだか見ただけで熱いパトスがほとばしってくるような文字列ですね。

将来的に予備校業界に入る予定なんて、現時点ではありませんし、ほうっておけば自分が「受験生」だった頃のことなんて、すぐに忘れてしまうと思います。

その備忘録も兼ねて、今後大学受験を予定している後輩たちに向けての合格体験記を、ここに記しておきたいと思います。

 

現時点で「勉強そのものを行うことができる人」は、次の【大前提】と【勉強そのものについて】の2項目は飛ばしてしまって構いません。

「勉強そのものがアレルギーで、数分すらも行えない状態の人」は、最初から読むことをお勧めします。

 

 

【大前提】

私は東大の文科三類を受験したわけですが、少なくとも東大レベルの学校は、誰であれ一定以上の勉強をしないとムリです。「どんなに頭が良くても知らなければ100%解けない問題」が大半を占めるから、という単純な理由です。

何を当たり前なこと言ってんだコイツ……と思った方は、およそ健全な感覚を持っていると思います。ほえええええ!?と思った方は、ちょっとやばいです。

ただ、少なくとも受験勉強を始める前の私がこの記事を読んだら、多分「ほえええええ!?」 って言うと思いますし、自分の周りにも言いそうな人はいっぱいいました。

 

これは「才能」を至上とするトレンドが根底にあるような気がします。

「平凡でダメダメな主人公」が頑張ってのし上がっていく構図の、クラシックな物語よりも、「最初から能力を持った主人公」が異世界でそのチートな力を行使してハーレムを形成する物語の方が、やはり"今めかしい"感じがしますもんね。

 

ようは、心のどこかで、東大(に限らず一定レベル以上の大学)を「天才が何もせずに入るところ」、勉強という行為を「凡人の足掻き」と考えてしまっている人が、意外と多いように思います。こうなると、自分を凡人と認めるのが嫌で、勉強から遠ざかってしまう。

 

この前提段階でつまずいている方々、安心してください。ここで書いたような意味での「天才」は、きっと100年に1人も現れないでしょう。それ以外は等しく「凡人」です。何もしないと無力です。変なプライドで才能云々について考える時間があったら、寝たほうが有意義です。

 

 

【勉強そのものについて】

さて、小賢しい精神論を並べてしまいましたが、ここからは勉強モチベについて。

 

おそらく「しなきゃいけないのは分かった。でも勉強する気が起きねえよ」という人が多いと思います。

ちょっとした自分語りをしますと、私は小2から高1まで、机に向かって勉強をしたことがありませんでした。それで成績も良ければ自慢もできるのでしょうが、当然のように、何もかも分からないド底辺が完成しました。人間だもの。

 

高1のときに試しに受けた河合の全国模試で偏差値30を取って、流石にやばいなと思ったのが、「勉強そのもの」を始める契機になったことでした。最初は机に向かう練習から。次は1日に15分だけでも参考書を読んだり、数学の問題を解いたりするステップに。完全に病人のリハビリです。

 

忍者の訓練として、こんな伝承がありますね。苗木を植えて、毎朝その上を飛び越えると。今日は昨日より、明日は今日よりも木が成長しているから、これを続けているうちに、何年後かには数メートルもの木を飛び越えられるようになっていると。

この伝承の真偽はさておき、勉強はこれと似たような感覚だと思います。

ずーっと遊び続けて、突然本気を出せる人なんて、滅多にいません。出せたとしても、短期間で燃え尽きてしまうはずです。

ようは、少しずつ体を慣らしていきましょう、ということです。とても地味だけれど、上記のような"リハビリ"は、一番堅実な方法だったと思います。

 

 

【実践的なこと】

さて、勉強そのものの遂行が可能になったら、ここからは如何にして効率を上げるかの勝負です。覚えるのに本来なら3時間かかるような事項を、如何にして1時間で済ますかという話です。ずいぶんと胡散臭い話ですね。

ここまで読んだ人なら察しもついているかと思いますが、私自身とてもモノグサだったので、とにかく効率化(「ズル」と読む)に命をかけました。

 

まず、勉強環境。私の通う高校は、高3になっても授業中めちゃめちゃうるさかった(結局は私も騒いでた)ので、授業時間に勉強することは諦めて、友人との雑談に徹していました。

当たり前のことですが、集中できない環境で勉強しても意味がないですし、むしろ中途半端な集中状態で読んだ教科書の内容を「既習の事項」として処理してしまうと、そこがポッカリと知識の穴になってしまうかもしれません。やっぱりこれも、まだ寝たほうが有意義です。

では、どこで勉強するか。私は図書館や予備校の自習室も一時的に利用していたことがあるのですが、最終的には自宅の机に落ち着きました。知らない人が近くで鼻息荒くして勉強していると集中できないというのと、自宅なら好きな時に寝っ転がったりシャワーを浴びたりできるというのと。

逆に、自宅では勉強できないと言う友人もいました。どうしてもパソコンをいじっちゃうとか、妹がうるさいとか。妹ほしいな(全然関係ない)。

しばらくは色々と場所を変えて勉強してみることをオススメします。お気に入りの場所が見つかったら、そこでしばらくやって、飽きたらまた場所を変えてみるとか……。

 

次に、予備校について。

週に5日とか通う人も多いようですが、個人的にはオススメできません。詳しくは後述しますが、一番効率のいい勉強は、やっぱり自分のペースで行うものであって、「予備校の授業」とは少し違うように思います。

それでも、予備校は決して無意味なものとは思いません。私は主に「情報を手に入れること」「ペースメーカーにすること」を意識して利用していました。

たとえば、一定期間ノータッチでいると、簡単に実力の落ちてしまう英語。この英語の授業を週1で取ることで、世界史を重点的に勉強している期間も、英語力の低下を最小限に抑えたり。

予備校の利用方法は人それぞれだと思いますが、「あまり依存しないでほしい」というのが正直なところです。あちらが提供できるアドバイスやセオリーは、どうしても一般論に堕落してしまう、という限界があります。仕様です。

 

 

最後に、自習について。長めの項目になります。

 

勉強を開始する前に、ぜひやってほしいことは、志望大学の出題傾向の研究です。実際に過去問を買ってニラメッコするのもいいですし、現代にはインターネットという便利なツールも存在するのですから、これを利用して出題に関する様々な評論を読んでみるのもいいでしょう。

この作業をしばらく続けるうちに、大学側が各科目に要求するレベルを認識することができるようになるはずです。

例えば東大の文科ならば、

「英単語は2000語程度の単語帳を覚えれば充分だな。それよりも文脈から単語の意味を推測する訓練をした方がいい」

「数学は標準レベルの問題が解ければ大事故は防げるな。それ以上は『解けたらラッキー』のスタンスでいよう」

「世界史は教科書レベルの暗記で対応できるな。むしろ各出来事の因果関係を簡潔に説明できる能力が問われるな」

……といった感じの結果を得ました。少なくとも、この時点の私は「2000語程度の単語帳」をやっていたわけでもなければ、「教科書」を読んだことがあったわけでもないので、この得られた結果は"ただの文字列"でしかなく、「じゃあ、それがどのくらいの知識量なのか」という具体的なビジョンはありませんでした。それでいいと思います。ただの文字列だったとしても、あらかじめ知っておくことに意味があります。

 

結果を得たあとは、それらの知識量を得るのに最適な参考書を調べ、揃えて、こなしていくだけです。

ここで注意してほしいのは、「完璧主義者にならないで」という点です。参考書を読んでいると、隅っこのほうに小さな文字で細かい補足事項が書かれていたりします。そういうものを目にしているうちに、「この本に書いてあること全て、出題されてもおかしくないんじゃないか」という考えに行き着いてしまうかもしれません。

私も当初はそんな感じでしたが、最終的には諦めがつき、「こんなマニアックな知識は絶対出ないし、もし出してくるような大学だったら行かなくていいわ」と逆ギレしながら読んでいました。このくらい雑なスタンスでいたことが、結果的に良い方向に作用してくれたように思います。

 

ではでは、最後の最後に、勉強における具体的な小手先テクニックについて。

 

たとえば世界史なら、色々な方法を試した結果、

「西洋史は特徴的な語感のワードが多いから音読して覚える」

「中国史は漢字が複雑なので書いて覚える」

「文化史は"流れ"が関係なく各事項が独立しているので、音読した音声を録音して聴いて『音』として覚える」

といった具合で進めるのが、私にとって最も効率的と分かりました。さらには、暗記科目の勉強は夜遅くに限定し、布団に入ってから寝付くまでの間は頭の中で反復するなどして、「寝る直前の記憶が最も定着しやすい」「一度反復した内容は忘れにくい」あたりの科学的事実も味方につけました。

 

もちろん、やり方は人それぞれになると思います。学校や塾、友人などに勉強方法について尋ねるのはとても有用ですが、そこで言われたこと全てを鵜呑みにするのではなく、自分に最も合う方法を模索するための素材にしてほしいです。自分のことを一番知っているのは、やっぱり自分ですからね。

"ハマる"やり方さえ早い段階で見つけてしまえば、成績はホイホイ上がると思いますし、時間に余裕も生まれると思います。そういう時間の利用法として、楽しい趣味を持っておくといいかもしれませんね。私はピアノを弾いたり、曲を作ったり、イラストを練習したり……という時間を必ず持つようにしていました。精神的な安寧を得られるはずです。そして一日じゅう勉強ばかりでは、逆に効率が落ちるとも思っていたので、勉強時間は長くとも7時間前後でセーブするようにしていました。こればかりは長ければいいというモノでもないです。楽々できる人は7時間以上とか勉強しても良いと思いますが、どうか無理のない範囲で継続していってほしいです。

 

 

ダラダラと書き始めて、いつの間にかとりとめのない長文になってしまいましたね……所々文章が死んでそう……。

 

質問や感想等がありましたら、コメントで受け付けます。

少しでも参考になれば幸いです。

はじめましてのあいさつ

はじめまして。えいちゃーと申します。

 

なんだか、やっぱりハンドルネームというのは、くすぐったい感じがしますね。もう3年くらいこの名前を使っているのですが、自分から名乗るとなると、やっぱり気恥ずかしいです。

 

さて、既にTwitterなどで私のことをご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、このたび「少し長めの記事を書いてみたいなあ」という唐突な思いつきにより、ブログを開設しました。もうここまでで140字をとっくに超えてる。とりとめなく無限に書けるブログは最高……。

 

現時点では、どういった記事を書いていくかハッキリとは考えていません。

きっと、雑多で勝手な妄想発表会やら、日常生活の備忘録やら、そういうものばかりになると思います。

 

あまり挨拶が長いのもアレので、今回はこのあたりで。

よろしくお願いします。